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今月の初めに清志郎サンの新しいアルバム「夢助」がでました。最近そればっかり聞いています。夏前に喉頭ガンにやられ、活動休止中と聞いて、残念に思っていましたが・・・、
彼は、僕よりちょっとお兄さんですが、ほぼ同世代。学生の頃に「ボクの好きな先生」で初めて出会って以来ですから、約30年ほど前のことです。僕らの世代は、ある意味、遅れてきた世代で、60年代末の日本中に吹き荒れた学生運動に中学、高校の頃にすこし、あこがれ、そして、大学に入った頃には、そんな熱気も冷め、しらけ鳥が飛ぶキャンパスに放り込まれたのです。そんな、70年代のはじめに、フォークでも無く、ニューミュージックでもない、RCサクセションは、ずっとマイナーでしたが、何となく心にのこり、好きでした。ブレイクしてからも、よく聞いていました。今回のアルバム「夢助」は、そんなオヤジになった僕らだけだけでなく、初めて聞く子にもよ~くわかる「人の心のありよう」というか「正しい心のありよう」に気づかせてくれるような詩が、なんだか、しょぼくれた心をみずみずしくさせてくれるようなアルバムでした。
かつて、テレビでロックンロールショーをやってよ、と歌った若者は、テレビにロックンロールショーがあふれるようになると、ロックなんてもう古いとさっさとソロになちゃって、アマノジャクというか、でも、やっぱロックンロールじゃんというそんなカンジがイイです。