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今回の小笠原のテーマは、季節柄、ザトウクジラを見ることと浮遊する生き物をいっぱい見ることでした。3月4日から16日まで、荒れて1日休みましたが、ダイビング毎に安全停止約30分程・・・合計60分オーバー(18度の海で長すぎ)流れていました。その時の潮でめぼしい物はなんもいなかったり、次から次へといろいろ出たりと様々ですが・・・、その中で出会った小魚・・・、体長1センチ無いほどのまだ、卵の名残のある幼魚・・・。同定してもらっったら、ウバウオの仲間のお子様らしい・・。お互いに浮かびながら苦労しながらフレームの中に魚が浮かび上がった時は、ちょっと不思議な達成感に満ちます。
小笠原のような外洋の海でもこうして様々な目に見えないような幼魚や甲殻類、貝類など様々な命に満ちあふれている。・・、時々、流れてみるのも楽しいものです。
写真は、α7R+EF100ミリF2.8ISで撮りました。昔から浮遊する生き物には、興味がなかったわけではありませんが、フィルムの頃はまず、撮ろうなんて思わなかったし、フィルムが余ったときに挑戦したりもしましたが、たいていはボケボケだったし、デジタルな時代になって、フィルムよりカッチリ写る高画素なカメラのおかげもあって、こんな生き物を追ってみようという気分になったような気がします。