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シン・コロナが流行してから、なんだか愚痴っぽくなって、上手く書けないので滞っていたブログ更新です。僕のシン・コロナの理解はこんなところです

夏にな〜れば、終わるかなと思っていたシン・コロナ禍ですが、ここに来てまた感染者が増えて、なんだかなぁ〜。というカンジになってますね。PCR検査もいまだにたいした数(確か昨日7/16は4700人の検査)をこなすことが出来なくて、4〜5月頃、1日20000件を目指すといっていた。某首相の言葉は嘘だったんですね。

黄熱病の研究で有名な野口英世先生は、黄熱病の細菌を発見しようとアフリカの最前線で情熱を燃やしまし、黄熱病で亡くなりました。が、当時の知見としては無かった、ウイルス。黄熱病は細菌では無くウイルスによって引き起こされるので、野口英世先生の研究は実をむすばなかったのは、残念です。

ウイルスの研究そのものも比較的日が浅く。未知の部分がとても多い学究分野らしいです。ウイルスにはシン・コロナや天然痘のように病理的に影響があるものもありますが、多くのものは生物と共存しているらしいです。

このシン・コロナ ウイルスは、2重螺旋のDNAウイルスででは無く、1重のRNAウイルスです。DNAウイルスに比べ、RNAウイルスはコピーする段階でエラーが起きやすく、変異しやすいのが特徴で、ワクチンを作るのは非常に難しいといわれています。現にRNAウイルスの「SARS」「MERS」はいまだにワクチンは出来ていません。(幸い「SARS」「MERS」は今のところ流行の兆しが無いのは幸いです。)本当にシン・コロナのワクチンが出来るのでしょうか・・?

治療薬も、そもそも、ウイルスは細菌のように生物ではないので、ペニシリンに代表される抗生物質は全く効きません。治療薬と期待されたアビガンは、おおざっぱにいってRNAのコピーを阻害しウイルスの増殖を抑えるわけですが、生物活動の過程でもRNAのコピーは普通にあることなので、それを阻害する薬は当然、催奇形性のようなRNAのコピーが活発な部分で影響があります。そして、治験の結果、シン・コロナには優位な効果はあまりないということらしいです。レムデシビルはかなり効果があるようですが、酸素濃度94%以下と肺の機能が少し衰えてからの投与のようです。

流行当初から言われていた、どうやって感染の拡大を防ぐのか・・?
それにはとにかくPCR検査の充実が必須だとは思いますが、最初の流行から、約半年、何も課題は克服されていないのが明白で暗澹たる気持ちになるだけです。

まぁ、それでも、感染者数は累計約23000人。全人口に対し0.02%、1万に2人ぐらいの割合。軽く見るのはまずいし、夏なると収まると思われていたのが、全く違ったことを考えても、全然判っていないことが多いので、これからどうなるのかなぁ〜。

写真は、α7RⅢ+EF100ミリマクロ(旧型)+ケンコーテレプラス×2で撮りました。
生き物の世界はその時その時で、見たいことがいっぱいあって、楽しいですね〜。