昔、昔、その昔、高倉健の網走番外地をみて、でてきたお客さんは、その帰り道、みんな肩でカゼをきって歩いていたなんてことがあったらしいですが・・・、森山さんの写真展を見ての帰り、ついつい、こんなの撮ってしまいました。それだけ、影響力の強い写真なんですよね。(というか、具体的でカッコイイから)ところで、やっぱゼラチンシルバープリント(普通にいうと印画紙ですが)の黒は、強くて、いろいろな情感がありますね。インクジェットは、どうしても黒の表情に欠けるというか、どことなく、説明的な黒になるような気がします。やっぱ、基本は印刷なんだから仕方がないですが、まま、それでも、印刷よりは色空間が広い分、表情は出やすいと思いますが・・・。
もう一つ、森山さんのハワイには、コンタクトのコラージュがありました。見にくいコラージュでしたが、そのコンタクトの黒は、展示の写真よりは、力強い黒でした。それにしても、思った以上に綺麗で、トーン豊かなコンタクトでした。
TS24ミリ+マーク3で撮りました
2008年05月
どんなものでも、森山さんなら、見ておかないと。ということで、恵比寿の写真美術館に行ってきました。一応、2部構成で、最新作の「ハワイ」と初期からブエノスアイレスまでの「レトロスペクティブ1965-2006」ということでした。前の島根美術館のが企画した森山さんの写真展があまりにすばらしかったので、それに比べると今回の企画は、ちょっと中途半端かも?それでも、森山さんの写真の神髄に触れることはできるとは思います。「ハワイ」は、写真集も出ているのですが(僕は、理由があってまだ見ていないのですが)すげぇでかいプリントで、とても、クールでカッコいいです。が、僕には、80年の後半からヒステリックに経て、新宿、大阪などに比べると、ちょっと、黒の調子が淡泊かも?と思いました。それでも、これだけの力ある写真を見る機会はなかなかないので、なかなか面白かったです。
TS24+マーク3で撮りました。
最近のカメラのトレンドのひとつは、手ぶれ補正ですね。最近、シグマやタムロンもニコンやキャノン用に手振れ補正のついた高倍率ズームを発売してきました。で、ちょっとタムロンの28-300/3.5-6.5VCというの手振れ補正付高倍率ズーム(これは、フルサイズでも使える)を借りることができたので、使って見ました、同じようなスペックの高倍率ズームはキャノンにもありますが、こちらは24万円で1670gの松レンズです。で、このタムロンのレンズは5.5万円で555gの梅レンズです。早速マーク3につけて試して見ました、この写真は300ミリでF16で1/50です。光がいっぱいある条件だったので、色乗りも、立体感もまぁまぁです。手振れ補正も300ミリで1/50ならこれで充分かなといったところでしょうか・・・?軽いので、疲れなくていいし、28ミリまで使えちゃうのは、明るい昼間ならお散歩レンズにもいいかな・・?(う〜いかん、いかん、またまた物欲が・・・)まぁ、しかし、AFはお世辞にも早いとはいえませんが、そこはそこ、梅レンズなんで、明日は、300ミリで43センチまで近づけるという近接に挑戦してみます。ところで、手ぶれは、レンズやカメラの手ぶれ補正で補正できないブレの種類もあるんで、やっぱ、基本は高速シャッターでっせ。(とはいえ、このクラスの梅レンズは、F値が暗いので、難しいですが・・・)
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