オキノスジエビは、昔、熱海の水深50メートル以深に春に群れると聞いていました。あまりの深さに僕には一生見られることはないだりうなと思っていましたが、須江に行くようになって、ナギザキの30メートルあたりにぐっちゃり群れているのを見たときは、ちょっと感動したものです。でも、その頃は、穴の中にいたのですが、去年の春は、ナギザキのそこがエビだらけといったすごいことになっていました。今年はまだそこまではいっていないようですが、でも、ワサワサ、グチャグチャとどっさり群れています。で、ちょっとアップで正面から見てみたら、意外にチャーミングはつぶらな瞳をしているんですねえ。ちょっと、ムネきゅんです。
今日、キャノンの1Dmk3が発売されましたが、品薄のようです。実売47万円前後のカメラがこんなに売れるということは、プロのカメラマン(営業写真館とかブツ撮りのカメラマン)が一斉に予約したんでしょうねぇ。荒木さんが、今度6×7の逆襲という写真集を出しましたが、ブローニーの立体感や空気感はなかなかです。我ら凡人にはなかなか真っ正面から見難いところはあるのですが、なかなかです。やっぱ、ニエプス以来。写真はあの定着の酸っぱい臭いのする暗室から生まれてくるのかもと、改めて思ったりします。デジタルの光を0と1の信号に置き換えるのと、ハロゲン化銀が化学反応を起こし、光をフィルムや印画うえに定着するのは、同じようで、全く違うのかも知れません。焼き物のように最後は、偶然でどうなるのかまるで予測がつかない世界があるということが、深く静かな世界を創り出すのかもしれません。そんなことをフト思いました。
といいながら1Dsmk2+100ミリで撮りました。でも、中判、すごく難しいのよねぇ。そのおかげか、ハッセルの中古相場、雪崩をうつように安くなっています。