2006年06月

アジア勢全滅

Wc20

思わぬフランスの不調で、混戦のG組で、勝ち点4を挙げ、グループリーグ勝ち上がりを目指した韓国ですが、スイス、センデロスの血染めのゴールで1点をリードされたのを挽回しようと、攻撃し続けました。何となくゴールの予感めいた感じはあったものの、最後で決めきれず、逆に疑惑のゴール(オフサイドで、線審も旗を揚げてましたが、主審が取り消しゴールを認定)で2-0となり万事休しました。まぁ、02年は疑惑の判定で勝ち上がりましたが、今回は判定に泣く結果となりました。これで、アジア勢は全滅です。ヨーロッパ、南米の壁は厚かったというところでしょうか。一番決定的に違うのはゴール前の正確さです。日本にしてもそうですが、破れたアフリカ勢に言えることですが、ゴール前まではいくのですが、最後の正確さが足りんという感じです。唯一アフリカ勢でグループリーグを突破したガーナにしても、もひとつゴール前で雑ですが、それを補ってあまりある運動量とスピードでチャンスを作り数打ちゃあたるを実践できました。

さぁ、これで16カ国が全部そろいました。特に注目は、ポルトガルvsオランダ、ブラジルvsガーナ(ガーナはユースの大会でブラジルに勝っています。そのブラジルにはカカとアドリアーノがいたんで、彼らにとってはそのリベンジです。)そして、スペインvsフランス、今回絶好調に見える無敵艦隊スペインですが、一回戦がフランス、そこを勝ち上がっても次は多分ブラジルなんで、イバラに道は続きそうですが、そこを打ち破れるか竜頭蛇尾おわるのか人事なんでなかなかおもろそうです。

0勝1分け、勝ち点1で終わった日本ですが、冷静に考えると勝ち点6を取る可能性は50%以上はあったと思います。決して、実力が無かったとは思いません。ファンとしては、オーストラリア戦の駒野のPKを取ってもらえなかったことが、すべてのバッドラックのはじまりだったように思います。今回、破れたとはいえ、韓国の代表の若さを見ると、次の2010年を目指すアジアの戦いは、ますます熾烈なものになりそうです。日本も新陳代謝を進め、アジアカップ連覇、北京オリンピック出場などなど、アジアで絶対に負けないチームを作り、4年後、再びアフリカの地で世界に挑戦してもらいたいです。

フォワードはこうでなくちゃ

Wc19

イタリアの抜け目のない男フィッポ・インザーギ。憎らしいばかりの落ち着きで終了間際、チェコのとどめをさす2点目を取りました。ずーっと相手ディフェンダーとオフサイドの駆け引きを繰り返しながら、最後に一発決める、憎いばかりのパーフォーマンスです。こんな嫌らしいフォワードは、日本人ではでてこんやろうね。このとどめの一発でチェコはグループリーグ敗退。ガーナが2位抜けでした。チェコは第一戦でアメリカに勝ったものの、コラーの怪我が響きました。ガーナは初出場でグループリーグ突破。アフリカ勢でも唯一の勝ち抜けです。次の相手は、王者ブラジル。なかなか面白そうなマッチアップです。(ブラジルもそろそろエンジンがかかってきましたし。)

ところで、日本ですが、完膚無きまでにやられました。ここまでくるとあんぐりと口を開けて見ているしか無いです。本気のブラジルはやっぱすごいです。日本も強くなったんでブラジルとの差は縮まったなんて100年早いは!玉田のゴールはすばらしかったけど、あれで、やっぱり目の色返させちゃったものね。マスコミの皆さんが唯一心のよりどころにしていた「マイアミの奇跡」が、逆にブラジルの本気度をよけいに上げたと思います。今回、日本チームの惨敗の原因は、基本的にはチームマネージメントの無さです。その象徴が初戦のオーストラリア戦の結果です。それがすべてで、後はありません。選手は、この3戦もてる力は充分出したと思います。試合後にピッチに仰向けに倒れ顔にユニホームをかけた中田英寿の姿が印象的でした。史上最強のはずの代表が引き分けひとつがやっとというこの現実を打開するのに本当に何が必要なのか、中田英寿の姿が教えてくれているような気がします。さぁ、日本は今から次の2010年の南アフリカを目指します。しかし、ワールドカップはまだまだ続きます。

アルゼンチン

Wc18

死のグループと言われたC組を危なげなく勝ち上がったアルゼンチンですが、この国もブラジルに違わぬタレントの宝庫です。この写真のアイマールも他の国なら大黒柱ですが、リケルメという絶対の10番がいるんで控えです。(そのリケルメにしても前回の日韓では、監督の構想にはまらず代表には入れませんでしたし、バルサでは失意のシーズンを過ごし、ビジャレアルにきて、輝きを増した苦労人やしね。)でも、彼らのサッカーは、ブラジルのそれとは、違いリアリスティックです。ブラジルが陽気で、攻撃的なサッカーなら、アルゼンチンは、シリアスで負けないサッカーです。でも、今回のチームはとっても魅力的です。貫禄のクレスポ、中堅のサビオラに控えには若き才能の固まりのようなメッシにテベス。そのタクトをふるうのがリケルメです。現代サッカーではやや持ちすぎのようにも見えるリケルメですが、時折見せるワンタッチのスルーパスで緩急を操ります。彼がボールを持つとその瞬間、それまでのざわつきが嘘のようなリケルメワールドが生まれます。その世界は、ロナウジーニョの躍動する世界とは違い鏡のように静かな湖面を思い出させるような静寂の時です。まるで、その次に爆発する歓喜の時を待つかのような感じです。ほんま生で見たい選手の一人です。ところで、オランダ戦ですが、まま、両チームともイエローもらっている選手を休ませて「負けたくないけど勝たなくてもいい」やとほんまに最後のところでは無理をしない戦い方でアルゼンチンの方が攻め手が多彩やなぁといった感じで引き分けました。そして、アルゼンチンの次の相手は、中米の雄、メキシコとなりました。オランダはポルトガルと26日早朝4時からの対戦。こちらはかなりの名勝負になりそうな予感です。

さて、明日早朝に日本はブラジルと対戦します。こうすりゃ勝てるとマスコミはやかましいですが、選手は、これが最後の試合。どんなスコアになろうともアジアの代表として恥ずかしくない最後の最後まで得点を取りに行く執念を見せてほしいものです。もう何も守るものは無いはずです。世界から嘲笑を浴びたフォワード陣もここは、世界を見返したる気で死にものぐるいで走りまくってほしいです。(幸い試合は夜なので前の2試合よりは、暑くないはずです。)

遠くかすむゴール

Wc17

今回の我が日本代表は、ほんまゴールが遠いです。たった1点入ったゴールは、あら、入っちゃたよいうラッキーゴール、それも、たぶんキーパーチャージでした。フォワードが情けないといわれていますが、決めれんヤツが情けないのは当たり前ですが、今回エースの久保が怪我で落選。スーパーサブにと思っていた田中タツヤも骨折で長期離脱中というのも残念でした。今回、あたっているスペインの若きエース、フェルナンド・トーレスにしても、2年前のユーロで、なかなか得点ができずスペインはグループリーグ敗退の憂き目にあいました。その後、リーガでフェルナンド・トーレスはアトレチコの押しも押されぬエースとなって、今回のワールドカップで大活躍なのです。やっぱ、悔しい思いを何度もして雌伏何年、血のにじむような努力を人知れずしたものだけが、世界の舞台でスポットライトを浴びるのです。今、日本の若きフォワード、大久保に平山、佐藤にタツヤ、松井などなど、今回の落選の悔しさを4年後にぶつけてほしいものです。巻、大黒、玉田はまだ一試合チャンスが残っています。ほしいのは、結果だけです。

なんでなんでしょう

Wc16

ドイツが悠々と一位抜けを決めた後に、B組の一位を争う、イングランドvsスウェーデンです。スウェーデンは、負けるともう一組のトリニダードトバコvsパラグアイの結果によっては、敗退もあるし、イングランドは負けるとB組2位になって、決勝トーナメントでドイツと当たるのはできれば避けたいという思いが交錯する、試合となりました。イングランドは、オーウェン、ルーニーという本来の2トップできました。どちらの選手もシーズンの終わり頃に足に怪我をして、久しぶりの先発です。でも、開始早々にオーウェンが芝生に引っかけて膝か足首を痛めリタイヤ。この故障は、今後に響きそうです。変わりにクラウチが入りました。前半は、ルーニーが積極的に動きゴールをうかがいますが、スウェーデンの堅い守りで対抗します。均衡は、ジョーコールの技ありループシュートで敗れました。ペナルティエリア手前から、トラップでボールをやや弾ませ、ボールに下向きの回転を強く与えて上へ向けてボレー!キーパーに頭上を越えゴールへ。ファンタスティックなゴールでした。きっと普段から練習しているんでしょうね。その後は両チーム手堅い動きで1-0で前半終了。ここで、眠くて寝ちゃいました(爆)その後は、ビデオでチェック。後半開始早々にスウェーデンが同点、ルーニーも疲れてきて、イングランドに攻め手が無くなってきたなぁと思ったところで、ルーニーに変えジェラードを後半40分にイングランドがそのジェラードが一点取ってこれでイングランド38年間、スウェーデンに勝てない呪縛から解放されるのかと思いましたが、ロスタイム直前スウェーデンがラーションの渋いゴールで同点。そのまま試合終了。なんでなのか判りませんがイングランドはまたまたスウェーデンに勝てませんでした。

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