_j5g4801 今朝のスペインは、いつになく慎重でした。イタリアは、サイドからのクロスでトーニの頭を狙う攻撃しかなく、トップと最終ラインの間が開いて、カウンターにも迫力がなかったですが、それも中盤の底からボールを左右に散らすピルロを欠いていては、いたしかたありません。そんなイタリアに対して、スペインは、今までの数々の失敗(特にこのチームにとって06年のWCの対フランス戦のビエラの一発にスルーパスに敗れたことなど)が教訓となっていたのかもしれません。しっかりとした、入りで、序盤を制し、イタリアを守備一辺倒に押し込み、それでも、調子こいて、守備がおろそかになることもなく、慎重に試合をすすめました。イタリアの勝機は、90分で一本トーニにいいボールが入ることに賭け、守りに守ります。ペナルティエリアには4〜5人が入り、いわゆる伝統のカテナチオですが、そのスペースのないところでも、スペインの技は切れていましたが、最後の一本が決まりませんでした。延長に入り、スペインやや優勢でしたが、イタリアは、人数を懸け、守りに守り結局は0-0で、PK戦に突入となりました。しかし、勝負のアヤは、延長後半にあったような気がします。それは、流れの中でももに相手の膝が入った、ディ・ナターレが、倒れましたが、笛は鳴らず、ゲームは続きました。その時、ディ・ナターレはピッチの外へ倒れたのですが、ゲームが続いているのをみて、ピッチの中に戻り、倒れ続けたのです。結局それで、レフリーボールにスペインの攻撃は中断。その、アンフェアな行為に、スペインサポーターの怒りが爆発。その後、ディ・ナターレがボールを持つたびにブーイングの嵐となりました。その後、PK戦でイタリアの4人目がディ・ナターレでしたが、ブーイングにちょっとビビッたのかボールを置くときに目が泳いでいました。で、結果は、スペインのGK、カシージャスに止められ、イタリアは万事を休したのでした。 これで、次は、初戦に続きロシア戦です。しかし、今度のロシアは初戦のロシアとは別のチームです。相当面白い試合になりそうです。 写真はTS90+マーク3で撮りました。