_mg_1122 ここのところ、尖閣諸島の中国漁船体当たり事件で日中の雰囲気が怪しくなってきました。今回の事案は、やっぱ、日本の脳天気な体質を陰険な中国に突かれた感じがしてなりませんね。 なんやかやといっても尖閣諸島は実質日本が実効支配している区域です。その実をとって、さっさと強制送還すれば良かったものを、うだうだと国内法で処理するなどと中国の感情を逆撫でしたのがそもそもの間違い。 無理矢理漁船を突っ込まして、政治問題にし、ついで経済にまで波及させ、居丈高に振る舞う中国に屈するかのようになにも中国との交渉をせず、船長を釈放し、検察の判断とごまかすのも間違い。(あたかも人質を取るかのようにフジタの社員を逮捕したのには、そこまでやるかとちょっとびっくりしましたが、船長を釈放するなら、しっかりと外交的政治取引をしなきゃ)それにしても、最低29日の拘留期限までは、粘り強く交渉しなきゃと思うのは僕だけじゃぁないと思います。 今回の事案は、両国のナショナリズムを刺激したのは間違いありません。特に、こんな中国に屈服したかのような印象を与え、本当にこれで幕引きできるのかもわからず(もし、これで軍事地域不法侵入で逮捕されたフジタの社員に死刑判決でもでたらどうするんでしょうか)終わらそうとする日本の対応は、国内のナショナリズムを燃え上がらせることは確実だと思います。それにしても嫌な感じですね。 写真は、白化したパークのサンゴ。こんな色のサンゴって僕がダイビングを始めた頃は沖縄ぐらいにいかないと見ることはできなかったけどな・・・・。