_j5g1895_dxo 最近、サッカーネタばっかりなのを反省して、ちょっと写真の話を。僕のような写真オヤヂは、たいがい、写真ってモノクロで、始めたんですよね。ネオパンのSSSやサクラパンなどから始めて、自分で現像してみると意外に簡単にできて、そんでもって、引き伸ばし機をなんとかして、自分で焼いてみると、なかなかこれが、いい感じで、そんでもって、焼きこみや覆い焼きなんかで、さらにクールに・・!で、フィルムは普通トライXに行き着き、当時は2000円で100フィートの長巻を手に入れて、カメラ屋サンで、パトローネをもらってきて、フィルムローダーで自分でフィルムを詰めて、だいたい36枚撮りで20本ぐらい詰められます。このフィルムは安いのですが、フィルムの最後が、詰めるときに感光しているので、36枚目か37枚目は半分ぐらい欠けちゃうのが難点でした。写真とって、フィル現して、ベタとって、ベタチェックして、キャビネをストレートで焼いて、セレクトして、それを焼きの計画を立てて、どこを覆って、どこを焼き込むか考えて、テスト焼きして、ほんでもって、本番の伸ばしを詰める。なかなか集中力のいる地道な作業です。真っ白な印画に光をあてて、現像液の中へ入れると黒が浮かび上がってくる時のワクワクした感じは、本当に好きでした。モノクロの印画に焼き付けられた写真は、ほんまにうっとりするくらい綺麗なものでした。その内、だんだん、カラーを撮るようになり、モノクロからは、段々と離れてしまったのですが、なかなか暗室を用意するのが、大変だったというのもひとつの要因だったように思います。時は過ぎ、今やアナログでモノクロを続けるのは感剤の種類も量も減り、なかなか大変な時代になってしまいました。で、最近、ちょっと一念発起して、カラーでは無くモノクロもデジタルの環境で突き詰めてみようかと思っています。で、最近ぼちぼちと始めているんですが、そのまま、やると、デジタルのモノクロは、つるつるとして、ひっかかりが無いのっぺりとした感じになってしまうんですよね。(エプソンやキャノンのモノクロのプリント見本はそんな写真が多いですね)で、ISOを上げて、ノイズ出したり、高感度で撮るんで、必然的に小絞りになり、パンフォーカスな感じと回折でやや甘く、出来るだけアナログ感が出るように考えたり、フォトショップで、焼き込みや覆い焼きをとことんやって(この場合アナログの焼きより細かく突き詰められます。)プリントする紙もかなり大事です。もともと、カラープリンターでプリントするので、紙によっては黒が締まらず、色転びしたりとなかなか大変です。が、けっこういい線まできました。紙も3種類ほどいいのを見つけることが出来ました。カメラも、いろいろ試してみましたが、意外にいいのが、シグマのSD14、レスポンスはイマイチですが、そのスピードが、何となく昔のカメラっぽいのと、RGBの3層構造で、ひとつの色でだいたい460万画素×3で1400万画素という基本的には、460万画素というのが、フィルムぽい粒状感とを出すのにいい感じです。ISO1600のカラーバランスは、ちょっとアンさんとつっこみをいれたくなるほど、無茶苦茶ですが、モノクロなんでこれは気にしないことに・・・(シグマの現像ソフトもちょっと動きがトロイですが、モノクロで向きかも)あと、マークⅢも、圧倒的な解像感が。6×6のようでいいです。意外に、コンデジは、モノクロにすると、ちょっと解像感がたりんかなという感じですね。(やっぱり色で見せるカメラなのかもしれません)RAW現像は、フォトショップがやりやすいですね。 写真はマーク3+50/1.0で撮りました。