Sensar

デジタルになって、にわかに言われ出した、センサーのゴミ問題ですが、フィルムの頃はあまり言われませんでしたが実際は、写真はそのできた当初よりゴミとの格闘の歴史です。モノクロの頃からフィルムに付いたゴミを完全に取ることができませんでしたから、できあがった後にスポッティングという作業は欠かせませんでした。実際学生の頃、写真展などをすると年配のベテランからはスポッティングがあまい!などとおしかりを受けたものです。15年ほど前に初めてフォトショップに出会ったとき、そのゴミ取りの簡単さにビックリして、マックを仕事で使おうと思った位でしたが、ポジをスキャナーで読み込んでもやっぱりゴミは必ずつきます。それをひとつひとつ消す作業はなかなか大変でした。が、デジタルのセンサーのゴミは、いつも同じ場所にあるので比較的消すのは簡単なんで、僕はあまり気にしていませんが、それでも、画面いっぱいに広がる黒い点はあまり気持ちの良いものではないので、時々はサービスで掃除してもらっています。最近のデジタル一眼には、センサーを振動させてゴミを取る機能が付いていたりしますが、それもなんでもかんでも大丈夫なわけではなく、油脂系の粘着力の強いゴミはなかなかとれません。で、こんなセンサークリーニングキットを見つけました。ペンタックスの純正でこの先の四角い部分をぺたぺたとセンサーにあて、ゴミを取るという、ハイテクの塊のセンサーにものすごいローテクのクリーニングキッとです。値段は実売だいたい4000円ぐらいです。まだ、使っていませんが、近々活躍の予定です。